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Afternoon Tea Room

紅茶缶鑑賞会(ERIOより)

(1) リプトン  ー世界で最も親しまれているー

    1890年にセイロン島に渡り、茶園を開いた創業者、
    トーマス・J・リプトン。「茶園から直接ティポットへ」
    をスローガンに紅茶を普及。1895年には英国王室御
    用達になり、その後ビクトリア女王からナイトの爵位を
    うけるなど、やがて「世界の紅茶王」と呼ばれるまでに。
    日本に初めて輸入された紅茶もリプトン。


(2)ハロッズ   ー最高級デパートの紅茶ー

    1849年、紅茶商ヘンリー・チャールズ・ハロッドに
    よって創業された高級デパート「ハロッズ」。
    エリザベス女王やエジンバラ公など、1枚でも大変な
    名誉となる英国王室のワラント(勅許状)を4枚授けら
    れたことから、そのこだわりの強さがうかがえる。
    ハロッズの定番はブロンプトン・ストリートから眺めた
    ハロッズ全景のパッケージが人気の 「№14」。

(3)ミセス ブリッジス  ー由来は英国テレビドラマの
                    人気キャラクターー

    ミセス・ブリッジスは、1900年代初期の上流階級の家庭を
    舞台にした英国のテレビドラマ「アップステアー&ダウンステ
    アー」に登場する人気キャラクターのブリッジスおばさんのこ
    と。丹精込めて料理を作る、その精神をそのまま生かして、昔
    ながらの伝統製法で作り続けられているのがこの紅茶。
    優雅な英国風の花柄パッケージも人気。

(4)ブルックボンド  ー紅茶ブレンダーを誕生させたー

    ブレンドにより紅茶の品質を常に一定化して販売した最初のメー
    カー。創始者はとびきりのアイディアマン、アーサー・ブルック。
    その発想は、響きのよさでつけたという社名「ブルックボンド」
    に始まり、運搬用に真っ赤な馬車を使ったり、世界初のティーテ
    イスターを誕生させたり。
    紅茶の価格と質を向上させた紅茶革命の先駆者。
    1869年の創業以来、今や英国一の規模に。

(5)ウエッジウッド  ー英国陶工の父の紅茶ー

    英国陶工の父とたたえられるジョサイア・ウエッジウッドによって
    1759年に創業された陶磁器メーカー。19世紀に完成させた白
    い地肌と光沢を持った「ファイン・ボーン・チャイナ」を筆頭に、
    華麗で優雅な陶磁器は紅茶文化に多大な影響を。
    紅茶へのこだわりも強く、ミルクティに合う典型的な英国タイプの
    ブレンドティが主流。ピーターラビット缶も有名。

(6)日東紅茶   ー日本の水に一番合う紅茶ー

    1927年、日本で初めての缶入り紅茶を発売。
    当時は三井合名会社といい三井紅茶として親しまれた。
    1956年にはティバッグ紅茶を発売。
    日本の紅茶文化のベースを築いた純国産メーカー。
    現在は輸入の他インドネシアに自社の農園を持ち原茶を輸入。
    日本の水質や日本人の好みを研究し、独自にブレンドされ、渋みを
    抑えたマイルドな風味が特徴。

(7)フォートナム・メイソン  ーティールームもいまだ大人気ー

    1707年、アン王女の従僕だったウィリアム・フォートナムが
    友人のヒュー・メイソンとピカレデリー街に開いた小さな食料雑
    貨店が始まりのイギリスの高級百貨店。
    紅茶の販売は2代目のチャールズの時代から。
    F&Mティールームも有名で、イギリスのスパイ小説に
    しばしば登場するほど。

(8)フォション(FAUCHON)ーフレーバーティーには自信ありー

    フランス紅茶文化の立て役者とも言えるフォションは、パリの
    マドレーヌ広場に本店を構える高級食料品店。
    1886年の創業以来、世界中のグルメの注目の的。
    紅茶も創業から手がけている自信作アイテムのひとつ。
    優秀なティーテイスターによって作られる紅茶は、イギリスとは
    ひと味違う繊細さが魅力。
    特にフルーツをフレーバーした「アップルティー」は、
    世界の賛美の的。

(9)メルローズ   ー天才ティーテイスターの作品たちー

    始まりはスコットランドの首都エジンバラに1812年にオープン
    した紅茶専門店。
    スコットランドで18世紀後半から急速に高まった紅茶ブームに乗  
    り、紅茶運搬にティークリッパー(快速船)を使用し支店を拡大。
    また19世紀半ば2代目のジョン・マクミランはティーテイスター
    として天才的能力の持ち主だった。
    その功績はビクトリア女王から王室御用達を受けるまでに。

(10)エディアール(HEDIARD)ーパリの伝統と華やかさが魅力ー

    フランスの紅茶と言えば、フォションと並び、高級食料品店で知られる
    エディアール。赤と黒のパッケージは、1854年の創業以来のトレー
    ドマークに。
    世界のグルメをうならせてきたこのお店の紅茶は、代表的な産地の一流
    茶園で収穫された茶葉を厳選して使っている。
    フランスらしいフレーバーティーをはじめ、独自にブレンドした逸品ば
    かり。

(11)ジャクソン   ーアールグレイの生みの親ー

    1683年ピカデリー街にオープンした雑貨店から始まったジャクソン
    社。紅茶の販売は、マークの下に記された「18世紀から最高品質の紅
    茶を扱っています」のとおり。
    イギリスやデンマーク、オランダなどの貴族階級を中心に愛されてきた
    ブランド。
    中でも19世紀半ばグレー侯爵が持ち帰った中国茶をヒントにブレンド
    された紅茶「アールグレイ」はジャクソンの名を一躍有名に。

(12)ウイッタード   ーイギリス一頑固できまじめな紅茶ー

    現在、イギリス国内に80のショップを持つウイッタードは、1886
    年ロンドンのフリート・ストリートで創業された老舗。
    創業者ウォルター・ウイッタードのモットーは「最高の茶葉の入手」。
    6つの茶園を持ち、常にその年の最も優れた茶葉だけを厳選して使う徹
    底ぶり。
    紅茶だけでなく中国茶や日本茶など世界中から極上の茶を集め、とにか
    く種類はとても豊富。

(13)トワイニング   ーイギリス一の歴史を持つ老舗ー

    イギリス一古い歴史を持つ紅茶商の第一歩は1706年、トーマス・ト
    ワイニングがロンドンに開店した「トムのコーヒーハウス」。
    その後1717年にはお茶の専門店「ゴールデン ライオン」を開店。
    女性が入店できる店として大いににぎわったそう。
    また1837年のビクトリア女王にはじまり、エドワード7世、ジョー
    ジ5世、現エリザベス女王に至るまで次々と王室御用達の名誉に。

(14)ゴールデンタイム  ー紅茶通がひそかに愛飲しているー

    「香りの銘柄」と呼ばれるゴールデンタイムは、インド政府機関ティー
    ボードの厳しい品質管理と船積み検査をクリアした茶葉のみ使用したこ
    だわりの紅茶。
    インドの3大産地、ダージリン、アッサム、ニルギリで手摘みされた茶
    葉は、産地特有の味と香りを大切にするためブレンドされることなくパ
    ッキングされるのが特徴。
    紅茶通の間でもっぱら評判のブランド。


(15)マリアージュ・フレール ー紅茶を飲みつつティーヒストリーの旅をー 

    当時は高貴なものだった紅茶の美的側面と本物の味を伝えることを、目的
    に、1854年にマリアージュ兄弟がパリに開いたメゾン・ド・テ。
    パリでブレンドした「エトワール・ド・フランス」をはじめ、32カ国の
    ものが揃う紅茶は、チベットの花や果物の香りがする「マルコポーロ」や
    南国の香り、南アフリカの「キンバレー」など異国をイメージできるもの
    ばかり。それぞれの紅茶で世界を旅した気分になります。


(16)レピシエ   ー気分に応じて楽しむフレーバーティーー

    継続中
    

    
    


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